幽霊ちゃんのひとりごとマシンガン

好きな曲への気持ちを爆裂個人解釈でいっぱいしゃべる

どんな形であれ 気持ちは重かった

最近怪人二十面奏が好き!

2020年頃、グッズの包丁型ライトをTwitterで偶然目にしてなんだこのおもしろすぎるグッズ、絶対にヴィジュアル系だろと思って検索したら本当にヴィジュアル系だった。どんなバンドなのか曲が気になりすぎて聴いてみたらむちゃくちゃ大正浪漫系で懐かしい〜感じの曲調で、ライチ光クラブなどが大好きなわたしには完全に好みで…。PV観たらかわいすぎてちょっと狂いそうになった 黒髪姫カットが性癖だから…  絶対ハマるだろうな、というか、なんか、あまりに好みだったから安定して好きなもののひとつになるだろうなと思って、あんまり騒ぐ気持ちにならなかった。なんか不思議なもので、すきだ!!!と思って大騒ぎしたものってわりとすぐちょっと雰囲気変わったりしてそこまでになってしまうんだよな。なんでなんだろう?心底どうでもいい話してるけど、なんか最近それを自分できがついてきて、あんまり騒がないでおこう…と冷静にすみずみまで情報を見始めてる時これは多分好きになるなと実感する。こんなこと言ってるけどいつもよりってだけで多分充分死ぬほど大騒ぎはしてると思うから友達が読んだらなに言ってんだって思いそう

初めてふれたのは消心叫奏シネマのPVからで、ダムド、想望カルトを聴いて好きだ…!!!となり その時点ではもう普通にバンドごと好きになっていってた。

一番新しいアルバム「人生」では人間失脚と信仰アンチミステリーが特に好き!

 

曲とライブタイトルがおもしろくて好き。想望カルト、G.J.クローバー殺人事件、偶像破壊黙示録…ワンマンタイトル命日とか、ミステリサイドショウとかカルトQとか、全部ちょうどそういうの好き!ってなる。

マコトさんがネットのオカルト界隈で有名な予言漫画をTwitterに上げてて、そのへんが好きなのか〜そりゃセンス好きなわけだ〜!と思った。何気にネットのオカルト好きそうなバンドって見たことなかった(あったとしてなかなかそういう話してるところを探すのが難しいのかも)から、なんか…好きな曲作ってる人が顔見たらめちゃくちゃ可愛くてしかも趣味もおもしろいって、そんな嬉しいことある?

まあそもそもジャケットが丸尾末広な時点で系統わかるか なんかヴィレバンに並んでても違和感ない雰囲気がある 馴染みのある空気感… 

 

ライブ行ってもずっと居心地よくてなんか不思議だった。ライブが舞台みたいに華やかで、ああ、こういうのが好きだからヴィジュアル系って楽しいよな〜って素直に心の底から邪念なく思えて、むしろこれが王道とさえ言える!!!と感動した。こう思いたかったのに、どんどん思えなくなってた。本当はずっとたまには普通に楽しいと思いたかったのかもしれない。自分にとってはその普通がなんかよく考えたら普通じゃなかったってだけで。でもライブごと暗くて感情的なバンドも死ぬほど大好きだから本当にバランス取れるからありがたい (?) 

なんか、なかなか楽しい雰囲気のバンド好きになれないから好きなこと自体レアすぎてうれしくなってる。これを楽しい雰囲気って呼んでいいのかわからないけど。

 

怪人は(怪人って呼ぶとなんか違うな)テンポ早めのレトロな曲調でわりとご機嫌な感じのアップテンポな曲が多いけど、歌詞が右的なギャグっていうか右視点批判的なもの、大正浪漫的なファンタジー要素とネガティブモノローグがごちゃまぜになっててそのごちゃまぜ感がたまらなく大好きだし、曲調のアップテンポ感と暗い考えのギャップが好きすぎる。ファンが元気に包丁振り回すっていう構図もなんかまさにそれで、ネガティブなことをゆかいにやってるところめっちゃ元気でる。

なんかそういえばそもそも気になり始めた2年前も、めちゃくちゃ精神が終わっててもう連絡先全部消して全て飛ぼうかなと思ってた頃に突然聴きはじめて、急に楽しくなって我に帰ってやる気出た記憶ある。好きなバンドはいつでも自分を冷静にして元に戻してくれる。なんかそれはハッピーな妄想とかじゃなくて単に、こんなに好きなおもしろいものがこの世に存在していて生きてる人間がやっていて、ライブにも行けて、ほしいなら買えて、それでよくない?って思うから。元気出るっていうか、よく考えたら別に大丈夫かもしれないと思うというか。今日も大丈夫にしてくれて助かります🐻‍❄️

でも普通にそれはそうとして、なんかおもしろすぎて元気出るバンドだなと思う。そして底抜けに1ミリの暗さもないバンドを好きになることは人生でこれからも一個もないんだろうなとも思う。

って下書きに書いてたけどライブ後にはなんか楽しすぎてその後のゴミみたいな生活思い出して死にたくなって帰ったしそんな時もある それはゴミな方が悪いだけ 夢から覚めたなら 醜い日々が来る……🎶

脳が行ったり来たりしてるけど、好きなものその間で変わらないから自分に安心する。

 

ドレミ團の2人って知ったのは後からだったけど、そもそも世代的に目にしてたのは丁度解散ライブくらいの頃で、shoxxとかに載ってたからアー写とタイトルはちょっと見たことがあるくらいで全然触れたことなくて、今見てみるとやっぱり曲タイトル気になるのが多いなあと思う。 厭世ロマネスク、デカダンスゴーゴー…  そういう字列見るとなんか楽しくなってくる!!!もし世代だったら好きだったのかもしれないな。初期のガゼットも絶対に行って。ゴスロリで。本当はそんな人生にしたかった。今が嫌なわけじゃないけど、子供の頃雑誌ばっかり読んでた時期はそういう自分をずっと妄想してた。今がそれと全く違うわけじゃないけど、やっぱり文化的にちょっと変わってしまってることはわかるし、届かないものに憧れるものじゃん。怪人二十面奏はその絶対届かない時間にかなり近いと感じる、自分のなかで。簡単に言ったら懐かしいとか昔ながらとかになるんだろうけど、もっとずっと個人的なロマンがあるのかも 

 

 劣等感の『富か名声なのか そんなんじゃないわからないの ここにある愛は無力 もういいや』とか、なんか作ることに対して愛とやる気とやるせなさを感じるの、自分が絵を描くのが好きだからっていうのもあって作品作る人の歌詞として好きだな。すごいすごくない問わずなにか作るって全てがわざわざだから、そのわざわざが良いって思うし、そのわざわざを大事にしている作り手が好き!それを前提で考えるのが好きだ〜!

ブラックアウトヒステリーアワーの始まり方も好き、「気怠い熱に浮かされてまた眼を閉じる この夜が明けたら何か 変わってますように」めっちゃ調子悪そう。人生全部こんな感じだからこんな感じの曲ばっかり出してくれてるのありがたい。

 

耳が良くて歌詞が聴き取れる特技があるんだけど、逆にそれが原因でよく歌詞にはあ?わたしはそう思わないが…と謎ギレしてしまい聴けなくなるという現象が起こりがちなんだけど、まあ多分普通それなら逆かもしれないけど 別にそれは正しくあってほしいとかこういう考え方の人じゃなきゃ無理とかそういうこじゃなくて、こういう人苦手だなとか想像し始められるほど具体的にわかりやすく苦手なものだと無理 って意味なんだけど、そもそも生きてて接するの平気な相手めっちゃ少ないからそういうところが全てに反映されてしまってる。

わたしにとってのいらいらしない普通のものを選ぶことがまず最初の選択条件になっちゃう そこからなんやかんやしてたらヴィジュアル系に落ち着いたんだと思うけど、最初気が付いたけど普通にヴィジュアル系にも嫌いなバンドいっぱいいるし、そんな広く好きじゃないかもしれない…とすごく今更ようやく気が付いてきた。だから好きなもののこと突然王道とか言ったりしちゃう そしてだからこそ好きなものの存在は特別で、大切にしたいと昔よりも強く感じるよね、変に自分の挙動不審とか気の狂いで台無しにしたりしないようにしたいし、人の気の狂いからも自分のなかで自分の好きなもの自分の気持ちだけでも大切にしてたい

 

 

 

僕は慌てて両目を塞いだ 真実など見たくもないから

 

なにかを見ていてなにかがあった時、そっかと思えるかどうかが大事だと最近思う。そのそっかという気持ちが、捨てたいものではないかどうかということだけが永遠に重要で、

それはもはや自分にしか関係ないしそれが伝わらないし、だれにも伝わらなくてよくて、だけどそう思う時なんか生活ってわるくないな〜って思える。何言ってるかわからない案件かも。

何があっても好きなものが好き!というような確固たる意志とは違って、もっとずっと遠い位置からぼんやりと眺めていて、ああ、そうなんだなとだけただ思う。だけど、そのああそうなんだなと思った気持ちと思い出を忘れたくないと思う時に、これって自分で言うところの好きという気持ちなのかもなと思う。そもそも、誰であろうとなんであろうとどんな理由があってもわたしとなにかの間には分厚い曇りガラス的なものがあって、そこにはなんとなく時差もあるような、そんなことを子供の頃からずっと考えている。だからそっかと思ったことをわざわざ覚えていることはもはや自分にとっての愛だよなと思う。どうでもいいの向こう側に行き過ぎて時々、お風呂に入ってる時とかイヤホンを忘れた帰り道とかに地面を眺めながらそんなことを考える。勧誘によく合う。目を合わせて無視する時、本当にガラスがあればなと思う。幸せになれるとか言って馬鹿にしてると感じる、実際自分のこと幸せにできるのはバンドとかですらなくそのチケットと音源を買う自分だから。好きなものの存在も助かるがそれを探せる自分の検索能力だけ信頼してる

 

こういうふわふわしたファンタジーなこと考えてると現実をもっと見なきゃなと思う気持ちも生まれるんだけど、なんかもう、現実ってどうしようもなさすぎて、見る意味がないと思うんだよな。大切なものだけ大事にしてひとつも思ったこと言いたくない。助けてほしいと絶対に助けないでほしいの勝ち目のなさすぎるバトルが起きる。関係無いけどこれのことファンタジーって呼ぶのも違う気がする。現実的じゃないからファンタジーだなと思ってるんだけど。

 

そんな時やっぱり社会じゃなさすぎる好きな曲を聴くとこれを好きと思える人生でよかったなと思って、この記事の最初にループする。

DEZERTのことよくそっかと思ってる。そっかと思って10年が経とうとしている。

 

 

きっと人魚のように胃液のプール泳ぐ

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夜中3時大丈夫じゃない

 

かなり前に‪委員長の配信で丸呑みフェチの話を聞いて、へえ〜いろんな性癖があるんだなあって興味深く聞いてたんだけど 初めて丸呑みASMRなるものを聴いてうわ〜ー!これか〜〜〜〜!と大感動した。自分が聴いたのは女性向けだったんだけど、女性向けってなんか職場先輩とか御曹司どうこうみたいな(それが悪いわけではなく、それが苦手な自分に対して落ち込む)日常からちょっと想像膨らませたものが多いイメージで、終末系とか破滅願望的な作品をなんか好んで見ることが多いのでハマったことがあんまりなかったから こんなのもあるのか〜!ありがとう〜!と思って楽しくなった。人外に食べられてゆっくり胃液で消化されて気が遠くなってじわじわ殺される、という話だったんだけど、本当に好きで、こういう話いっぱい読みた〜〜い聴きた〜〜いと思った。

これを機に機嫌良く色々調べて、なんとなく初めて目覚めたみたいな気持ちでいたけど、よく考えたらかなり片鱗があったことに自分で気が付いてちょっと色々考えてしまった。

こんなこと堂々というのもどうかしているけどそもそも胃カメラフェチだ。胃カメラの体験談を聞くのが大好きで、それはちょっとまた別で胃カメラされてる好きなバンドマン萌え という気持ちなんだけど、それはそうとして、胃カメラになりたいってちょっと言ったことあって、それって丸呑みされたいと同義だな〜って…。

macabraの「きっと人魚のように胃液のプール泳ぐ」って歌詞異様に大好きだし。このワード好きすぎて過去のブログでも使ってるし大学の好きな歌詞使っていい授業でも使った。

そして胃潰瘍とルソーの錯覚!どっちも本当にめちゃくちゃ大好きな曲なんだけど

わたしはもしかして元々食道と胃に興味がすごいあったんだな、と急に思って、そして同時に自分ってまだ結構死にたがってるのかもしれないなと思えて、落ち込んだ。死にたいと思ってるから丸呑みになるというわけでもないと思う。多分違う人もたくさんいると思う。でもな〜。わたしが先に言った体裁保たれた保証された生活の話を読んでも全く嬉しくないということが、そうなんだよな。創作で社会とか明日の話をあんまり聞きたくない。だってよく考えてみろよ、御曹司と結婚したら物凄い人間関係が発生するんだよ。もう全部終わってしまえば気持ちいいと思う自分の気持ちに気がつくと、落ち込む。自分が顔を出すと落ち込む。

でも色々考えて、曲が先でも後でも自分って本当に好きな曲をそのままやっている、…やってはいないけど、本当に心の奥底から好きなんだなという自信は湧いた。好きなものが本当に好きだったとわかってよかった。

差し出した手を握り返す余裕もなくて

DEZERTの新譜The Walkerが発売された!!(時差)周年ソングのような、節目みたいな曲だと思った。音人のインタビューでみーちゃんがまるでメンバーに千秋さんが語りかけるような歌詞、と言っているのを読んで、メンバーがメンバーにそう思うのはなんだかいいな〜と穏やかな気持ちになった。

 

好きすぎるとハードルが上がるというのもあるけど、そもそもDEZERTって本当に独特で、こういうバンドならこう、という特有のあるあるがなさすぎて全く新曲の予測の検討がつかないから不安になったりしてたんだと思う。だけど段々、DEZERTが大きく変わることはなくて、こういうことが言いたくて色んな曲で出して行くというような方向性なんだなということがわかる様になった。そして段々とこういうものだから好き、という理論すぎる好みから外れていたとしても、なんかそれを越えて好きだから好きじゃなくて、 何か思うものがあって、その後に好きがくるというのも悪いわけないよな。

そもそも自分がまだどんなものを好きか決めるのは早いし。というか最近思うけど有線とか聴こえるもの聴いてると、好きなものって本当に異質というかびっくりするぐらい社会じゃないんだな…。ヴィジュアル系ヴィジュアル系じゃないバンドの違いって一言で説明できないけど、大体開始5秒でわかるじゃん。そのなかでもさらに社会じゃないバンドがすきだ…。いつも社会じゃないでいてくれて本当にありがとう…。

 

わたしはDEZERTの悪夢と現実のバランスが好きなんだけど、それが現実が多くなったり悪夢が多くなったりしてるな〜と勝手に思っている。要するにTheWalkerとあの風の向こうへかが現実でモンテーニュが悪夢ってことなんだけど、TheWalkerが現実なんて、めちゃくちゃ最強じゃん。DEZERTはただのおもしろへんてこ鬱々スプラッターバンドじゃなくて10年続いた色んなことを考えてやってきたバンドだったんだって、DEZERTはグロくていいよな!知ってるで殺意やろ最近はヴィジュアル系ぽくないよなとしか言わない先輩に言いたい、言いたくないけど。

DEZERTのすきなところはずっと変てこなホラーと垣間見える生活感と思ってたけど、モンテーニュ聴いたら得体の知れなさもあるよな〜と思った。悪口じゃなくて。単に説明的なものが好きじゃないっていうのもあるけど、一言で言えなさそのものみたいな…。

最近と言ってもまあまあ前なんだけど天使の前頭葉が本当に本当に大好きすぎて、その大好きな理由がそこも似ていて。バラードなんだけど切ないバラード!という王道でもないというか、一言でかなしいとか怒りとかそう言うことじゃなくて色んなことを考えているその時の気分そのものの音と言葉という感じが好き。

予測の付かなさが好きと言うとそれもまた違って、言いたいこと表す言葉がまだわからない!

 

モンテーニュなら『愛を知ったんだ』なのに次に来る言葉が『シャーデンフロイデ』なの、なんかどろどろじゃない?

シャーデンフロイデって自分とは直接関係のない人の不幸に対して幸福に思うこと、らしい…。すきなバンド、ドイツ語知りがち。ようは他人の不幸は蜜の味的な事なのかな?その並びに一言で言えないなにかがあって、人間のぐにゃっとした感じが好き。

ティザーだけ公開された時はこんなファンシーなMVを公開して気がどうした思ったけど『ふわっと椅子から足が離れて新たな輪廻へとGO』と白目を剥いて、なんなんだ〜 おもしろすぎ!このバランスが好きすぎる!あとファンシーっていうかなんか、全編見たらMILKBOYの広告感あってかわいい!かわいくて不穏で楽しげの向こう側に何かがいる感じが大好き。

 

あの風の向こうへはすごく聴きやすくて、どんなタイミングでも聴けるストレートな曲でちょっとなにかの主題歌感がある感じがするな〜とか思ったりしたけど、それはそうとして、歌詞だけ単体で読んだらもう、これはこの歌詞単体で小説だったとしても好きだった。DEZERTが自分のなかで絶対に他に代わりがない、人に話したくない大切な気持ちのある大事な好きな曲であるという理由がこれに詰まってたかも。全行好きだけど、『笑う人が差し出した手を握り返す余裕もなくて』が本当にいい。DEZERTの幻曲(音源がない上にライブでもたまにしかやらない)友達の詩にも首を吊ってしまいそうな君の手を握る余裕もなくて…みたいな歌詞があったと思うんだけど、自分に余裕がなくて何か足りてないことに気が付いてるこの感じが、この他の感情的なものだったり理由の根拠なってるように感じるから、好きなんだなあと思う。もう、単にすきすぎる…。これはブログだし誰も見てないと思うからこんなに好きなこと書いてるけど、なんか、いくら作り手とはいえ人の感情土足で踏み荒らしてる感じがして、こんなに好きなのに伝えたいけど伝えてはいけないそこそこだけ伝わって、何も気にせず、末永くそこそこ健康に活動してほしいという切実ないのりがある。

 

あの風の向こうへ、すきな映画の主題歌になってる妄想しようかな。乙一の暗いところで待ち合わせの主題歌になってたら絶対似合うし好きだな。

 

そして最近本当に久しぶりにライブ行けた!楽しくて脳みそ破裂しそうになった〜!DEZERTってこんな楽しかったのか〜って思い出して、本当に嬉しかった。曲投票ではghostと変と飼育部屋に投票したんだけど、全部聴けて本当に本当に嬉しくて、ghostではもう耐えられなくて、ずっと泣きそうで我慢との格闘だった。泣いたら見えなくてもったいないから。ghostの終わりに近づいて音が広がっていって、「少し歪んだ世界のなかで相変わらず息をしてる」でパッと終わってしまう寂しさが大好きすぎる。一生大好き。変はあまりにも幻すぎて夢かと思った。SEを挟んでさっちゃんのキーボードから始まって、その感じもすごく珍しくて興奮した。轟音のなかでみどりのツインテールを振り乱して自由に動く千秋さんがもう、この世で一番きれいな景色だった。走馬灯に絶対に見たい。

 

サイン会も久しぶりに行った!本当何の意味もないことしか話せずただただ久しぶりに近くで見てこんなかっこよかったんだなと思って千秋さんのつやつやの髪と眼鏡を凝視した。みーちゃんはやっぱりもう比喩とかじゃなくて天使そのものだった。そらくんは本当にかっこよくて優しく話しかけてくださって、さっちゃんは信じられないぐらいオーラあっておしゃれで、話聞いてもらって嬉しかった!!!ずっと好きなはずなのに、インストって本当に苦手で毎回初対面になっちゃう

 

 

悲しい夢の中で君を見つければ

去年の9月にxanvalaとmemeの対バン配信鬼と雨乞い(タイトル好き!言いたくなる!)を観た。なんか、新しいバンドをなかなか好きにならずにずっと好きなバンドと解散したバンドばかり見たりしてたので今活動をしている比較的新しめのバンドを見て未来を感じてこれからも生きるぞという気持ちになりてえ〜、と思った事が新しめのバンドを観たい最初の理由だったんだけど、この配信はその気持ちにまさにぴったりの物だった。特にmemeのライブを初めて観て記憶にすごく残っているので忘れないうちに書いておきたい…。もう半年経ちますけどね。

(memeは新しめのと言ったけどLさんは結構長くV系をやってる人だから新しいっていうとちょっと違うのかもしれないけど細かい事はさておいて…)

 

born tn be freeの「矛盾だらけの 醜い化物なんだ いつのまにか何も信じられなくなった」という語りの歌詞にああ〜こういうバンドが好きなんだ…一生聴いてたい…と湯船に潜るような気持ちになって下を向いて歌うLさんをぼんやり観てたんだけど、その瞬間「逃げてばかりじゃ何も変えられはしないよな」と続きカメラをはっきり観て語りかけてくるLさんに物凄く引き込まれた。なんか、これまで好きな曲の傾向として前半で完結する物を選び続けてたんだけど、これもいいなと思えたというか…。

memeは前向きなバンドかと言うとそうは言えないし、殺人鬼がコンセプトのバンドだけど。

私の好きなバンドでは珍しくmemeは死にたいとは言わない。首を吊った隣人を見てこんな未来は嫌だと言って、自分の事を醜い化け物とは言うけど前は見てる。逆に殺人の曲ばかり歌うバンドだからそう思ったところがあるのかな。あるあるじゃなかったから。

歪んだ音のなかゆっくり舞ってる姿を見て、この、空間ごとそのバンドになる雰囲気が好きだからバンドが好きなんだよなと思った。

 

好きな作品、大抵音楽でも小説でもアニメでもゲームでも似た雰囲気なんだけどその求めてる好きな雰囲気というのは大まかに言って悪夢の中にいるような感じ、だと思う。居心地の良い悪夢。チェーンソーをぶん回して、ファンに対して君を殺す、というのはこっちからしたら結構優しい悪夢。

 

twilightから好きだなと思って、プルガトリオ、dispirition macabra、一番好きなのは夜枷かも。

怖かった明日が来てしまう、過去になってしまう、という曲は夜中3時に聴くのにぴったりすぎて助かる。twilightは蜘蛛の糸モチーフの歌詞なのに「邪魔せず死んでろ」などと堂々とした清々しい悪なのが元気でる。あと「悲しい夢の中で君を見つければ 僕の傷は癒えると信じていた」、ってなんか死ぬほど気持ちわかる。自分の感じる意味と違うかも知れないけど、わかる。

ずっと変なホラーみたいな曲をずっと聴いてたい、居心地の良いぬるま湯みたいな悪夢の中に永遠にいたいと思って生きてるから、なんか…うまく言えない、3時だし。

ただ曲が好きだから気になってたけど、ライブが良すぎてびっくりした。

後チェーンソー持ってたりサイレントヒルみたいなウサギの着ぐるみで登場したり、えっちなナースになってたり、いちいち気になる…。なんなんだ。

 

という一年前のブログの下書きを経てMEMEのライブをついに観られた。正直波があるのかなあって思って、最高!と思った配信を越えなかったけど、でもやっぱり曲がすごく好きだな〜。今年夏アルバムが出て、やっぱりどれも好きだった。Thanatosが中でも好き!柳の下であなたを待つ♪ 好きな人を殺して『倒れるあなたの視界には私だけ』って言うの、萌える♪ ずっとそういう曲出しててほしい。fridy the13thはライブだとフロアに語りかけてるように見えて、それもよかった

 

出口の消えた薄暗い箱のなかで

解散してから知ったり、なんかあんまり調べないまま曲だけ好きだったりするバンドって誰しもあると思う。謎のままでいいか、と思ってそのままになる事とか。それが突然知りたくなって夜中の3時まで過去のブログを遡って全部読んだりする時もまたある。世界は広い。でも好きなバンドのギターの人の前のバンドだったりする。世界は狭い。

SUICIDE ALIというバンドの曲が結構好きで5年ぐらい定期的に聴いているのだけど、謎のままだ。歌詞が日本語なのに全部ローマ字だったりする。謎だし読みにくい。でもそれを頑張って読んでる時なんかちょっと、なんだこの時間嫌いじゃない…と思える。

そういう些細すぎることで嬉しくなって人に報告すると何を言ってるのかわからないとよく言われるんだけど、これって感性が合ってないって事なのかな。それとも自分が話下手なだけ?あんまりそれが続きすぎると、お互い意味のない時間かもしれないから、お互いもっと合う人と会話するべきなんじゃないかと思えてくる。

SUICIDE ALIには全然関係ない悩みを考え始めちゃった。でもSUICIDE ALIはそういう解決しようのないモヤモヤした気持ちが非常に似合う曲調。モヤモヤフワフワしてて抽象的で、人との噛み合わなさというか…人間関係に距離があるというか。自分が人間関係に距離がある人間だから、後ろ向きな歌詞の曲好きと思った時これを楽しむために苦しんで良かったなと思ったりするんだけど、これって多分逆かも。でも好きなものを好きと思うための人生も悪くないよね。些細な事に一喜一憂し続けたい。

 

正しい魔法の使い方の瓶詰めの胴体とか、どんよりと穏やかに気が狂っててすごいおもしろい。「血走って首を切っていて 心が洗われていく様 長い夜」このゆちょっと脈絡の無い繋がり方、いいな〜。なんか、乙一読んでる時になぜか穏やかな気持ちになる時の気持ちと似てる。曲じゃなくて自分の感じ方の感想って感想に入るのかな。

stitch dollもめっちゃ好きだな〜。「行き着く場所無くとももうすぐ君に会える」なんか不穏で悲しくて心地良い。

「どうせなら幸せなど知らずに一人この世にさよならを告げる」「疑い続ける 例えこの身砕けても 見失わない様に」なんでそんなに真っ直ぐに後ろ向きなんだ。好きだ。

「出口の消えた薄暗い箱の中で」「何も届かない ただ終わりだけが見える」閉鎖的にも程がある曲と歌詞。弧を描く病一番聴いてるかも。

kaze no slaveも切なくて好きだな〜。「消してしまうだろう 目的の無い僕なんて」お昼寝の時に布団にくるまって眠りそうになりながら聴いたり、布団の繊維とか見つめながら聴いてぼんやりしたり、駅で地面の模様見ながら聴くのが好き。

 

人間の要は最初に好きと思った曲。これ一番聴いてた頃avelcainにめっちゃはまってた時なんだけど、なんかちょっと近さを感じる。音楽詳しく無いから何が近く感じてるとか全然わからないけど…。なんか…音の加工(?)がちょっとガサガサに聴こえるところ…?好きという意味なので全然悪口じゃない。関係ないけどavelcainはめっちゃ目が冴えてる時に聴いてたな。閉鎖的な音の感じって、なんかそういうジャンルの言葉あるのかな。見つけるの難しいから検索楽になりたい気もするし、これからも全然見つけられる気もする。

 

四十七の弦のPVを観て、なるほど…?と思ってから耳に残って聴くようになったんだけど、好きなんだろうな。好き!と衝動的に思うのも良いけど、そういえばよく聴いてるなと後から気がつく曲の方が長年聴いたりする。よくわからないけど好き、よくわからないから好き。よくわからないことってこんなに情報社会だともう珍しいし。これからもよくわからないものを探してよくわからないけど好きだと思いたいな。

王道だなって思ってたんだけどよく考えたら別に全然王道じゃないな。むちゃくちゃマニアックかもしれない。もしかして王道を知らない…?

閉鎖的な曲を出しているバンドの情報をいつまでもお待ちしてます。一生閉ざそう!

 

 

最近初めてD'espairsrayを聴いた。めっちゃかっこいい!ちょっと前の曲を聴くとやっぱり今出たばかりの新しめのバンドの新曲とギターの流行的な音があるのか世代で違うって思うことに気が付いた。なんていうか、ちょっとガサガサしてて低い音の…。これってもしかして、もうそういう音の新しい曲はないのかな。さみしいな。さみしいも何も、そんなに世代じゃないのよ。いつも宙ぶらりんというか、そんな気持ちになる。でももっと昔のものばっかり好きな人も全然いるし、そんなもんか。時の流れって不思議!

 

ぬいぐるみにもなれない僕じゃ -おすすめされた曲の感想 vistlip

vistlipをおすすめしてもらってからちょくちょく聴くようになったので好きな曲の話をしたくなった。vistlipって、ずっと知ってるはずなのに全然聴いた事がなくて…。逆に今よく聴いたなという感じすらあるんだけど、最近はあまり偏見なく聴いた事なかったけど知ってるバンドを聴いてみたりするようになったのでその流れもあり、友達が好きなのもあり、聴いてみた…のではなく、歌詞を調べた。わたしは歌詞フェチなので歌詞から調べることが多々ある。気になる歌詞があるとどんな曲なのか気になって、そこから聴きたくなるのだ。歌詞を調べてみて、vistlipって思ってたバンドと全然違うなあと思った。わたしは暗い作品ばかり好んで見たり聴いたりするかなりの偏食なので、絶対好きじゃないだろうとおもってたんだけど。全然暗かったし重かった そして最近知ったんだけど、逆にヴィジュアル系でそんな底抜けに明るいバンドを探す方が難しいのかもしれない。なんだあ。これだからヴィジュアル系ばっかり好きになる。時々ヴィジュアル系以外のバンドを聴くとすべてが違ってびっくりしてしまう。もちろん好きなバンドもあるんだけど。安心の地なんだな。大人になればなるほど段々感謝の気持ちが高まってきた。

そんなこんなで想像より暗くて重かったので気楽に聴けるようになり、いざ聴いたら本当に声が綺麗で好きな曲も色々できた。楽しい!

 

black matrix

いつぞやの対盤で観る前に聴いておくかというタイミングで丁度新曲だったのでこれはその時知って好きになった。この曲でびすとりってこんな感じの歌詞なんだ!?とびっくりしたので、私の中で入り口かもしれない。愛が溢れすぎて溺死させるラブソング。

花言葉のように、というけどその花言葉自体は言わないし、そもそも何の花なのか歌詞自体には出てこないことにびっくりした。薔薇なんですね。友達がファンだから時々話を聞くんだけど、とにかく愛が重くて素敵だなあと思う。ところでそのイベントではやりませんでした。そういう事、なんか多いわ!

 

Dr.teddy

ベースの音が優しくて心地良い。歌詞が悲しい!「涙を吸って 潰れた話相手」「ぬいぐるみにもなれない僕じゃ 呆然とした肉の塊」、好きだなあ〜。この歌詞が好きで他の曲も聴こうと思った。終わり方も大好き。今のところ、vistlipのなかで一番好きな曲かもしれない。検索すると昔の歌詞画像が出てくるんだけど、今見ても全然かわいくてかなり好きだった。そう思うとvistlipって歌詞画像とかよく作られてた時代からずっといるの、よく考えたらすごいな〜。見た目、全然変わらなくない?時が止まってる…?曲調の変化とかはまだ語れる程詳しくないので変わったとかは分からないけど、なんか最近改めて長く続いてるバンドってすごいな〜って思う。

 

babel

歌詞がすごい。一行目からすごい。バッドエンドから始まってて最高。

これも友達におすすめしてもらって、ライブ映像見せてもらったんだけど「僕を殺してよ」の部分がライブになると智さんが俺を殺せ!と感情的に叫ぶのがぎゅっとなる。

 

モノグラム

「醜いアヒルの子が白鳥にまでなって 青空を羽ばたこうが猟銃で撃ち落とせばいい」すごい歌詞すぎる。大好き。こういう、幸せになって自分の手から離れていく事を許せないという切ない感情、大好き…。本当に分かるし、こういう感情の話をしている作品は大抵好きだな。絶対人に伝えたら不幸にしかならない感情!メルヘンな単語とむちゃくちゃ嫉妬深い負の歌詞のバランスが好き。

全然関係ないんだけど、vistlip聴いてるとパンドラハーツを思い出す。パンドラハーツで好きだったシーンはほとんど全部そういう感情のモノローグのシーンばっかりだったから。Dr.teddyも…ぬいぐるみだし…「壊して」だし…。全然関係無いんだけど好きなものと好きなものをぶつけて勝手に楽しい気持ちになって良かった。それって、好きなものを好きだと思う理由が大体似てるって事なのかな。人間ってすごい…。

 

最悪だけどロマンチックだなあと思う歌詞が多くて、よかった。これからも時々聴くと思う。それにしても詳しい人の解説って本当におもしろい、持つべきはオタクの友達!

歌詞から気になって曲を聴くのもすごく楽しくて定着しそう。