幽霊ちゃんのひとりごとマシンガン

好きな曲への気持ちを爆裂個人解釈でいっぱいしゃべる

季節の終わりが分からない -夏の終わり

夏の終わりから秋にかけてが大好き!短い期間なので出来る限り名残惜しんで秋の始まりを感じたい。

 

瞞し/the GazettE

この前も書いちゃったけどthe GazettEの瞞しを夏の終わりにめちゃくちゃ聴く。イントロが今のthe GazettEだったらあまりない雰囲気で、今からしたら意外に感じるけどそこもなんだか好きで、本当色んなバリエーションがあってすごいな〜と感動する。もちろんBEFORE I DECAYも大好き。『繰り返すために また笑えばいいの?』好き…。どちらもなんで夏の終わりなんだと言われるとなんとなくとしか言いようがないんだけど、物悲しい乾いた雰囲気がそうなのかな。何回聴いても飽きないから聴きたくなった時は10回ぐらい連続で聴いている。ばっかり食べ!

なんかthe GazettEに限らずなぜかカップリングばかり聴きがちかもしれない。

 

D.L.N/the GazettE

瞞しはまだ暑い時期だけどD.L.Nはもうちょっと涼しくなると特にすごく聴きたくなる。『季節の終わりが 分からない』、季節の変わり目にぴったりすぎる。時間の流れに疲れを感じた時にも聴きたくなる。最後のもういいの、が悲しくて大好き…。この、諦めと悟り…というような 感情の起伏が平坦な雰囲気が心地よく憂鬱。泣き疲れた後みたいな。

再録の最後の歌詞がびっくり、死を匂わせる歌詞だと思ってたら全部言ってたって話を前にも書いたんだけど本当に何回再録聴いても慣れなくて毎回びっくりしています。どうやらライブでは歌ってた歌詞らしくて、わたしってthe GazettEのこと何も知らないんだなと思った。でもこれは言い訳だけどわたしの悪い癖で、なんというかまだ知らない部分を常に残したくなるんだよなあ。 でもそろそろ本当に追いつきたいと思う。

 

 

十七/キズ

初めてキズの話するかも!キズもそこそこ聴くしライブに行ったりもしたことある、ぐらいにはちょっと好き。聴くタイミングに波があるのだけど…。消滅の映像が良すぎてそればっかり観てる。キズってライブの方が圧倒的に良いと個人的には思ってて、それってすごいな〜。消滅はSEに蝉の声が入ってたり夏の憂鬱な雰囲気があって好き。消滅のSEが好きすぎて、なんで音源に入れてくれないのかな〜って思う。入れてください!というかどこのバンドもそう!SE好き…!と思っても二度と聴けなかったりするの切ないよ!なんで入れないんでしょうか。

話長すぎて見失ってしまったけど、中でも十七は夏の匂いを感じる気がして、夕方とかに聴きたくなる。後 迫害(アコースティック配信映像)が去年夏に公開されて、キズの夏いいな〜と思った。苦しくて憂鬱な夏。早朝の空気。でも観たり聴いたりするのは深夜なんですが。そんなこんなでキズって自分のなかで夏が似合うバンドになっている。

 

夏の終わり/avel cain 

そのまま、夏の終わりというタイトル。avelcainって意外と季節感があって、そこが結構好きな理由でもあった。私、もしかして蝉が好きなのかな。これも蝉の声が入ってる。蝉は素手で掴めます。蝉と死んでしまった人を重ねて悲しみに暮れる歌詞。avelcainの閉鎖的すぎる音がいつまでも好き。曲の始まり、暗すぎる。でも、avelcainって暗いけど、聴いてて苦しくなったりはしないんだよな〜。安心を感じる暗さだと思う。

 

砂上の唄/DIR EN GREY

『秋の初め 君と出会います』でも砂上の唄は結構夏にたくさん聴いているかも。終わりというよりは。開放感のある曲。歌詞は開放的かと言われるとそんなことはない。『届くはずのない太陽に俺は何を望み灰にした』望み、灰にしたという表現苦しいなあ、好きだ。夏によく聴くけど、夏の歌というよりは季節の移り変わり自体の歌詞だった。

でも夏頃聴きたくなる、そういう現象っておもしろい。同じ曲でも多分人によって感じる季節が違ったりするんだろうな〜。

 

 

 

だから僕は黒に成る -元気の出る曲

ここ3年くらい感染症とかはさておき精神的に元気が出なくて、でもぼちぼち出てきた頃ではあるんだけど、ふと聴いてた曲で元気が出たりする瞬間ってあるなと最近よく思う。そういう曲の話を書きたい。

 

鴉 /the GazettE

ずっとこのアルバムは出た時以降あんまり聴いてなかったんだけど最近になってまた聴くようになって、こんなに好きだった!?と驚いたりしていた。thegazetteは自分には早かったから待ってたという話を死ぬほど書いてるけど、やっぱり昔の曲の話ばかりしてしまっていてよくないなあ。『飾らずに心では見てたい 誘惑に本質は奪えない』『度重なる過去に何時も矛盾を感じていたい』『だから僕は黒に成る 飼い慣らせない鴉の如く』、thegazetteの意志の強さ、ブレなさを言葉に表して再確認するような歌詞。再確認というとちょっと違うか。とにかく本当にかっこいい。自分も少し強気になれるような、背筋が伸びる曲。

矛盾を感じていたいって歌詞大好きだなあ。

 

twilight/meme

the 3rd birthdayのLさんのソロ。詳しいわけじゃないけどちまちま聴いていてなんとなく知っている。今度2マンの配信を見るので新曲を含め色々聴いて『邪魔しないで死んでろ あるがまま生きている』というあまりにも悪すぎる歌詞に思わず笑ってしまった。テーマが君を殺すヒーローで、殺人鬼のモチーフ…。一生そういうバンドがいてほしい。蜘蛛の糸のモチーフで邪魔せず死んでろと他人を蹴飛ばす話を堂々と書く人初めて見たのでちょっと自由でいいなと思った。悪なりの正義、悪である事への潔さって結構好きかも。殺人鬼視点の話とか気になって見てしまうし…。元気出る。悪でもいいか〜という気持ちになった。ここが地獄であろうとも。新しいアルバムも好きかも。

 

症状4/scapegoat

公式で上がってるPV、文字の情報量が多くてめちゃくちゃおもしろい。『狂想ネクロマンシー』『道徳アレルギー』声に出して読みたいパワーワード。道徳アレルギーってすごい言葉じゃないですか?歌詞も全編すごい。『蘇生術を試そう\絶望!/  悪魔に魂を売って\絶望!/  神様の禁忌に触れ\絶望!/』思わずにやっとして元気が出てしまう。昔のB級洋画ホラーみたいな雰囲気が楽しい。めちゃくちゃ勢いよく血潮浴びたりして笑っちゃうようなやつ。好きという意味です。

それにしてもscapegoatってこれよりもっと前は(赤いバスルームなど)、愛とか分からんけど殺したいです!これも愛ですよね?!死んだらもう興味ないです!という感じの歌詞でサイコキラーを全面に出してるイメージがあったけど、これは死んだ事を受け入れられず蘇生を頑張る話で、なんだかストーリーが進んでておもしろい。解散しちゃうんだなあ。寂しいと言えるほどファンとしての資格がないのでなんとも言えないけど、曲が好きだったのでこれからも元気出ない時に聴くと思う。

 

ダムド/怪人二十面奏

怪人二十面奏、包丁ライトだけなぜか知っててどこのバンドのグッズだろう?ってずっと思ってたんだけど、去年ようやく元が分かってすっきりして、気になってたので色々聴いてみて。なんで知らなかったんだろう!?と思うくらい良かった。全体的に懐かしい雰囲気に落ち着く。衣装もすごく凝っていて、ああヴィジュアル系のこういうところが好きだったんだなあと久しぶりに思えて、なんというか…文化の良さみたいなものを感じた。何の雑念も無くただ見ていて・聴いていて楽しいと感じたのは久しぶりかも。『たった一人になって 絶望の中進め』好きな歌詞。ライブ見てみたい〜!配信観たんだけどめちゃくちゃ良かった。華やかだな〜。舞台を観ているみたい。舞台全然詳しくないけど。最近、偏見なくいろんなバンドを観たり聴いたりしてみてて、そのなかで好きなものを見つけるのがまた楽しいと思えるようになってきた。それでまた、ヴィジュアル系っていいなあ好きだなあと新鮮に思う。パンズラビリンスでも辛い現実にはファンタジーが必要だって言ってた。

 

首吊り遊具/sukekiyo

タイトルがすごい!歌詞もすごい!『返り血浴びて真っ赤なあんたが 愛しい』怖い!最高!パワーを感じるので元気がでます。『目覚めは最悪 いつものことなんだもん』、良い……好き…。最悪とか嫌いとかいう単語がどんどん出てくる京さんの歌詞が好きだ。そのままの気持ちで聴けるから。ライブで不穏な音と歌詞のなか京さんが踊りながら歌ってる画も素敵すぎる。言葉で表せない不穏な音が気持ちよくて、出かける準備をする時などにちょっとスキップ混じりにご機嫌に動きながら聴いたりする。『本気よ』で終わる怖さがまた大好きだ。でもsukekiyoで一番好きな曲はなんだかんだ304号室舌と夜かもしれない。これは夜中にドキドキして聴く。

 

音楽以外の話だと最近は友達とウォッチパーティー悪の教典を観て大盛り上がりした時すごい元気を感じた。さながら応援上映。ああいう時トイレなど狭いとこに逃げるのは一番よくないらしい。何が言いたいかというと、想像を絶してスプラッターだと逆に元気が出る。

 

 

 

 

 

息潜め泥濘を泳ぐ -雨の日に聴きたくなる曲

 

泣ヶ原/the GazettE

灰色の暗い景色がなんとなく浮かぶ。でもそれってDIMの写真集に引っ張られてる気もするけど…。雨で濡れた地面を見ながら下を向いて歩いてる時とか、雨の日に家でごろごろしながら聴くのが最高。

最後「私を殺した貴方がいる」で先に音が消えるのが不気味で本当に大好きすぎる。初めて聴いた時も夏の雨の時期だった気がする…。ものすごく昔だけど、その時にこんな暗くて大好きな曲があるんだって衝撃を受けた記憶がある。憂鬱そのものみたいな曲だと思っている。多分一生好きな曲。

 

優しさの意味/9goats black out

in the rainじゃないんだ… in the rainは夏に聴きたいけど、梅雨にはちょっと気怠い雰囲気の曲が聴きたくなる…。曲の始まりが本当に心地良くて大好き。

ただアルバムで次の曲がwho's the madとそこそこ激しい曲なのがいつもちょっとだけ困っている。完全にぼんやりダウナーな気持ちになっていて切り替えが出来ず毎回びっくりしてしまう。バラードを浴びるほど聴きたい時はやっぱりそれ用のプレイリストを作った方がいいな〜。書いたので作る。

 

BLUE/相対性理論

ヴィジュアル系バンド以外で一番好きなバンド、相対性理論。この曲が入ってるミニアルバム(シングル?シングルでもないのかな?)は三曲+アレンジver三曲全部大好きすぎる。渋谷さんという方とのコラボなのもありいつもとちょっと雰囲気の違う相対性理論。スカイライダーズは夏の日の朝準備とか洗い物の時間に、アワーミュージックは夏の午後、BLUEは雨の日に聴きたくなる。アワーミュージックのアレンジverも水中みたいで雨の日に聴きたくなる。陰鬱な曲しか聴いてないわけではないです。

 

書き始めたわりにはあんまり思い付かなかった。今年梅雨が短くてあんまり記憶ないな〜。後新しい曲が生活に馴染むのに時間がわりとかかるので全体的にちょっと前の曲ばっかりになっちゃうな〜。誰にどうとかないからそれで悪いこともないのだけど。9goatsは解散してから知ったし…。過去に生きてるわけではないんです!と一応言いたい。というかそれより雨の日に似合う曲もっと思い付いて、雨の日を盛り上げたいな。

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ますのが怖くて -夢と現実の狭間みたいな曲

好きな曲の感想を書くたびに悪夢と現実の狭間のようなと何度も同じことを言っていて、悪夢と現実の狭間が好きなんだなあとわれながら思ったので悪夢と現実の狭間感のある曲ってなんだろうと考えてみた。

 

macabre(再録)/DIR EN GREY 

自分のなかで、再録の方が好きなことって正直ちょっと珍しい。macabreは断然再録の方が好き。でも原曲も好き!すごく長くて、どんどん曲調が変わって、また戻るところが夢見てるみたいだなあといつも思う。長い睡眠のなかで断片的に色んな夢をたくさん見てるみたいな。

「きっと人魚のように 胃液のプール泳ぐ」という歌詞がなんか好きだ。DIRの長い曲は大体大好きで、長いと分かった瞬間からめちゃくちゃ嬉しい。macabreはなかでも16分もあって最高!macabre…めちゃくちゃ好き…。DIRの好きな曲ランキング作るなら10位に入るぐらい好きかもしれない。でも一位が20個くらいできそう。ならそのなかにmacabreは絶対入る。macabreは悪夢ではなさそう、と言おうと思ってたけど歌詞は別に悪夢だった。聴き心地が良すぎて脳が自動的に快眠の状態になる。

 

輪郭/DIR EN GREY

輪郭も夢っぽい。macabreは完全に睡眠中だけど輪郭は浅い眠りのなかのような気持ちになる。眠り始め。お昼寝をしながら聴くとめちゃくちゃ気持ちいい。「今さえ夢となり」とか「夢から 夢から醒めたこの世界には」とか、ゲシュタルト崩壊しそうなほど夢という単語が出てくるところが浅い眠りの中でぼんやりしてまとまらない意識のようで好きだ。完全に起きている状態で聴くと、耳と脳だけ眠れて最高。歌詞の終わりも、「鬼さんこちら 手の鳴る方へ 鬼を捕まえ 私も代わ」と途中でぶつ切りで終わるような不気味な締め方も好きだ。PVのどろどろ溶けていく不思議な絵も大好きすぎる。Agitated Screams of MaggotsのPVと同じ方なんだけど、本当にどちらのPVもめちゃくちゃ素敵だしおもしろい。不気味な絵本みたい。ふとした時にめちゃくちゃ見たくなる。

 

rentrer en soi

好きなバンドについての色んな人の感想を見てたらこれが好きな人はこれも好きそうと言われているのを見て知ったrentrer en soi

砂月さんって名前も顔もなぜか知ってたけどソロになってからのイメージが強かった。しかも匠さんの前のバンドだと知ってちょっと高まった。わたしのなかで好きなバンドのギターの人の前のバンドはわりと高確率で好きという説がある。全然全部はまだまだ聴けてないんだけど、聴いたなかでは鴉色の胎児とPROTO PLASMが特に好き!どちらも歌詞に眠れない夜とあるのもあり悪夢と現実の狭間を感じたので選んだ。どちらも夜中の静けさで聴くと最高。鴉色の胎児みたいな曲が本当に大好きなんだけどこれはバラードでもないし、なんというジャンルになるんだろう?こういう、バラードまではいかないけど激しくはなくて暗くてちょっとテンポが遅い曲があればヴィジュアル系だけに限らずいっぱい知りたいなあ。どうやって探せばいいんだろう。でもこういう曲調ってヴィジュアル系独特な気もする。時々探してみるんだけど探し方が難しくて…。the GazettEでいうと泣ヶ原とか千鶴とかSCREWの幻影の鎖とか…なんかどれも別に似てないし私にしかわからない分け方なのかな。この世の好みの暗い曲を全部聴きたいから詳しくなりたいな。書いてて初めて詳しくなりたいという気持ちになってきた。

鴉色の胎児の何時何分っていう歌詞夜中眠れない時に時計確認する寝心地悪い時みたいで好き。「行かないで」「願っても祈っても救いは見つからない」で終わる悲しさも好きだ。解決しないまま終わる歌詞が好きなのかもしれない。悲しさを無理やり解決するのは怖いし悲しみは悲しみのまま大切にしていたいと思ってる節がある。悲しいと思うこと自体は自由でありたいというか。悲しみに自由である曲が好き。moranの染み付いた遠鳴り の終わり方とか…。(「ここに留まっていたい けれど時は流れて いつかは君も見失う」で終わる) 悲しい曲の話になってしまった。

後「壊せない意識は現実の狭間」という歌詞、なんだかすごく分かる気がしてしまう。いつだってバリバリ理性があるままで暗い気持ちでいることがせめて、保てている柱というか。

rentrer en soiの曲、歌詞だけ見て気になるけど手に入れるのがそこそこ困難なものがわりと沢山あって悩ましい…。時間をかけて時々探したりしたいな。そういうのもまた好きな時間かも。すでに解散しちゃってるバンドを好きになるのは悲しみだけじゃないしそれはそれで楽しい。

ところでこの前のツイキャスで千秋さんが好きで聴いてたって話してて、ちょうど聴いてたのでうお〜!となった。好きな曲つくる人の好きな曲知るのは楽しいし、同じバンドを聴いてるとうれしくなる。

 

切断、遮光事実/DEZERT

めっちゃ夢と現実の狭間!!

「目を覚すのが怖くて」「手を伸ばしてもそこには黒い空洞」(切断)、「夢から覚めてここに1人」(遮光事実 ※不透明人間と間違えてたので直しました!)初期のDEZERTの永遠に悪夢の中にいるような雰囲気が本当に大好き…。他となんとなく違うかなというか、個性的というか…。丁度いい言葉が見つからないけど、夢と現実だったらかなり夢寄りで、意識では夢だと分かってる、目が覚める直前という状態の歌詞、珍しくない?DEZERTを知ったばかりの当時、目を覚すのが怖くてという歌詞を読んだ瞬間このバンドめちゃくちゃ好きだとなんとなく悟った。もはや、探してたのはこれだったなという気持ちさえあった。自分のなかの正解。夢と現実の狭間という言葉がわたしの中で一番似合うバンド。insomniaとか誤解の感想も含めて、DEZERTって生活の不安や嫌さを曲から感じるから本当に大好きだし安心する。生活最高!という曲を朝から聴いたら発狂してしまうと思うし。初期では起きてるのも寝てる時の悪夢も最悪、というような曲が新しくなるにつれ現実は最悪だけど生きような!というスタンスになっていってるような気がする。だから好きなのにいつも新曲が怖い、大丈夫ですか?次は生活最高!って歌わないですか?そうなったって、何も悪くないんだけど。心の底のどこかでまだ悪夢のなかにいたいという気持ちがあるんだろうな。

 

 

 

 

気付けばまた ここには誰も

thegazetteの瞞しがずっとずっと大好きで夏が近づくとなんとなく聴きたくなるのだけどf:id:oysmoo:20210522040208j:image

ここの歌詞、逆の立場でめちゃくちゃわかるんだよなあ。thegazetteは、昔一旦新曲をリアルタイムで追わなくなった理由が「自分にはまだ早い」だったんだけど、それがちょうど最近タイミングが来て(同じ話何度するんだ)、なんとなく好きだった歌詞が突然入ってきたりしている。私は完全にもうそれははっきりと疑いようも無くど真ん中でネガティブな性格で、それが変わることは今まで一度もなく、きっと一生自我としてあるという自覚があるんだけど そういう自分の一番最悪なところとして、人の明るさが苦手で、暗さに安心してしまうというものがある。それを口に出したことはないけどたぶん節々から出てると思う。指摘されたこともない。だから初めて指摘された気分になった。思う側としては暗さで繋ぎ止めているところがあるから明るくなって置いていかないでくれという気持ちがあるけど、思われる側からしたらこうなんだなあと初めてその気分を知った気がする。いや考えたら分かることなんだけど、そういうじめじめした心境の時、びっくりするほど視野が狭いのだ。人の気持ちを考えられる大人になろう!気が付けただけでも進歩だと思いたいな。そして堂々と私はネガティブなのでと言うのもやめろ。

お前は月 泣いて眠ればいい

LOTUS/DIR EN GREY

 

知り合いが何か決めなきゃいけないときlynch.のjudgmentを聴くんだよねと話していて、なんかいいなあと思った。わたしだったらなんだろう?と考えてみて、考えてみるまでもなくLOTUSだなあと思い出した。夜中に考え事をして、考え事を終わらせようと思う時にいつも聴いている。自分にとっては諦めと決意の歌みたいな位置にあって、なんか特別感がある。ほとんど夜にしか聴いていない。静かな夜って感じの曲調でと書こうとしたけどDIR全体にそんなイメージがあるような。昼間っぽいDIRあったかな…。Bottom of the death valleyは昼間にしか聴いてないかも。ドライブの曲だからお昼にぴったりだし。(???)

脳がすっきりするような爽快なハイトーンボイスも、静かな入りも、歌詞も大好き。特に「お前は月 泣いて眠ればいい」が大好き。冷たいようで、優しく聞こえる。ちょっと違うな。冷たくも優しくもない。それはそういうものだからと受け入れるような。「記憶からまだ涙を消せない」、こんなに分かる歌詞ないよと思うけど意外と同じ詩を見たことがないな。悲しくて孤独な曲だけど 孤独というより孤高さを感じる。意志の強さがあると孤独は孤高になるのかな。だからDIR EN GREYはかっこいいのかもしれない。

後「眼を閉じる」で始まって「眼を閉じよう」で終わるのがめちゃくちゃ好き…。

歌詞の終わりフェチみたいなものがあって、終わり方が好きな曲とかもかなりいっぱいあるかも。sukekiyoの方だけど首吊り遊具の「本気よ」で終わるのとかも好き。

DIRって、激しい曲が多いけど寝る前に聴くことが多いんだよな〜。安心するから…。精神のお布団だと思っている…。

 

朧のPV、京さんが産まれて登場したと思ったら首絞めらて死んでて最高だった。なんだか思わず笑ってしまって、ちょっと元気がでた。

裏返しのシャツを着たままと

 

誤解/DEZERT

 

 DEZERTの話をたくさんしたい!と思った時人に話してみたいけど、人におすすめするには最初は絶対これではない曲こと、誤解。

 

私は曲名から気になってどんな曲なんだろうと聴きたくなる事が多くて、誤解もそうだった。歌詞がとにかく苦しくて、一行目から「無視はしないで 欲しいのなら全部差し上げるから」。DEZERTは結構、歌の入りの歌詞がいつもインパクトがすごい気がする。call of rescueのイントロ無しで始まる「助けてなんてもう言わない」とかも、初めて聴いた時本当にびっくりした。call of rescueは音源じゃなくてライブで初めて聴いたから余計に衝撃だったのかもしれない。ずっとびっくりしたい。でもびっくりさせてくれと思ってるわけではない。私は勝手に一人で大騒ぎするから。

DEZERTはなんとなく多分だけど、殺意が有名だと思う。千秋さんが感情的な煽りをしたりフロアに降りたりすることから破天荒と言われたりしている。これだけの情報だと、とにかく気が強くて全てを敵に回すバンド、に見えなくもない。だけど他の曲も聴くと全然そんな事はないと思っていて、誤解はまさにそういう曲だし、タイトルがちょうどぴったり誤解だった。DEZERTは怖いとか尖ってたバンドと言われるという話を本人達がするたびに、じゃあギャップになりそうな曲を考えたい!と勝手に思ってしまう(でも別に誰にも言わないんだけど)。

 

誤解の歌詞で特に好きな部分は「足りないのなら それを笑って優しく伝えてほしい」、「裏返しのシャツを着たままと わたしは気付いてるから」。

DEZERTには悪夢のような、エログロのファンタジー的歌詞と「裏返しのシャツ」という日常的な単語が出てくる歌詞と両方あるから、まるで悪夢と現実の狭間だなあと思う。血液がない!とかは本当にちょうど悪夢と現実の狭間だと思う。一番目の血液がない、二番目の血液がない、って何かを探してるところは嫌な悪夢を見てるみたいだし、「どうせ変われないなら進んじゃうのさ」とかは夜中突然前向きになって眠気の狭間で目がチカチカする時みたいな空気感じる。今のは本当に個人の感想だから誰もなにも思わないで。

一番目の…二番目の…の部分の悪夢感、本当に好き。DEZERTが音楽性が変わったと思った時これからも好きかどうかは分からないと不安になったけど、この悪夢と現実の狭間感とものすごく分かるようなあまり分からないような言葉選びが大好きだったんだなと気付いた。

裏返しのシャツを着たまま過ごすってどういう気持ちだろうと考えると、なんとも言えない居心地の悪さと、早くどうにかしたいという焦りを感じる。前にも同じこと書いた気がするけど、歌詞も音もなんとも言えない居心地の悪さ、その時の嫌な気持ちそのものをそのまま空気ごと切り取ったような…。そんな気持ちになる。そしてその不安と緊張に逆の安心を同時に感じる。深夜の静かな湯船みたいな。二度と出たくないとおもえる。