幽霊ちゃんのひとりごとマシンガン

好きな曲への気持ちを爆裂個人解釈でいっぱいしゃべる

出口の消えた薄暗い箱のなかで

解散してから知ったり、なんかあんまり調べないまま曲だけ好きだったりするバンドって誰しもあると思う。謎のままでいいか、と思ってそのままになる事とか。それが突然知りたくなって夜中の3時まで過去のブログを遡って全部読んだりする時もまたある。世界は広い。でも好きなバンドのギターの人の前のバンドだったりする。世界は狭い。

SUICIDE ALIというバンドの曲が結構好きで5年ぐらい定期的に聴いているのだけど、謎のままだ。歌詞が日本語なのに全部ローマ字だったりする。謎だし読みにくい。でもそれを頑張って読んでる時なんかちょっと、なんだこの時間嫌いじゃない…と思える。

そういう些細すぎることで嬉しくなって人に報告すると何を言ってるのかわからないとよく言われるんだけど、これって感性が合ってないって事なのかな。それとも自分が話下手なだけ?あんまりそれが続きすぎると、お互い意味のない時間かもしれないから、お互いもっと合う人と会話するべきなんじゃないかと思えてくる。

SUICIDE ALIには全然関係ない悩みを考え始めちゃった。でもSUICIDE ALIはそういう解決しようのないモヤモヤした気持ちが非常に似合う曲調。モヤモヤフワフワしてて抽象的で、人との噛み合わなさというか…人間関係に距離があるというか。自分が人間関係に距離がある人間だから、後ろ向きな歌詞の曲好きと思った時これを楽しむために苦しんで良かったなと思ったりするんだけど、これって多分逆かも。でも好きなものを好きと思うための人生も悪くないよね。些細な事に一喜一憂し続けたい。

 

正しい魔法の使い方の瓶詰めの胴体とか、どんよりと穏やかに気が狂っててすごいおもしろい。「血走って首を切っていて 心が洗われていく様 長い夜」このゆちょっと脈絡の無い繋がり方、いいな〜。なんか、乙一読んでる時になぜか穏やかな気持ちになる時の気持ちと似てる。曲じゃなくて自分の感じ方の感想って感想に入るのかな。

stitch dollもめっちゃ好きだな〜。「行き着く場所無くとももうすぐ君に会える」なんか不穏で悲しくて心地良い。

「どうせなら幸せなど知らずに一人この世にさよならを告げる」「疑い続ける 例えこの身砕けても 見失わない様に」なんでそんなに真っ直ぐに後ろ向きなんだ。好きだ。

「出口の消えた薄暗い箱の中で」「何も届かない ただ終わりだけが見える」閉鎖的にも程がある曲と歌詞。弧を描く病一番聴いてるかも。

kaze no slaveも切なくて好きだな〜。「消してしまうだろう 目的の無い僕なんて」お昼寝の時に布団にくるまって眠りそうになりながら聴いたり、布団の繊維とか見つめながら聴いてぼんやりしたり、駅で地面の模様見ながら聴くのが好き。

 

人間の要は最初に好きと思った曲。これ一番聴いてた頃avelcainにめっちゃはまってた時なんだけど、なんかちょっと近さを感じる。音楽詳しく無いから何が近く感じてるとか全然わからないけど…。なんか…音の加工(?)がちょっとガサガサに聴こえるところ…?好きという意味なので全然悪口じゃない。関係ないけどavelcainはめっちゃ目が冴えてる時に聴いてたな。閉鎖的な音の感じって、なんかそういうジャンルの言葉あるのかな。見つけるの難しいから検索楽になりたい気もするし、これからも全然見つけられる気もする。

 

四十七の弦のPVを観て、なるほど…?と思ってから耳に残って聴くようになったんだけど、好きなんだろうな。好き!と衝動的に思うのも良いけど、そういえばよく聴いてるなと後から気がつく曲の方が長年聴いたりする。よくわからないけど好き、よくわからないから好き。よくわからないことってこんなに情報社会だともう珍しいし。これからもよくわからないものを探してよくわからないけど好きだと思いたいな。

王道だなって思ってたんだけどよく考えたら別に全然王道じゃないな。むちゃくちゃマニアックかもしれない。もしかして王道を知らない…?

閉鎖的な曲を出しているバンドの情報をいつまでもお待ちしてます。一生閉ざそう!

 

 

最近初めてD'espairsrayを聴いた。めっちゃかっこいい!ちょっと前の曲を聴くとやっぱり今出たばかりの新しめのバンドの新曲とギターの流行的な音があるのか世代で違うって思うことに気が付いた。なんていうか、ちょっとガサガサしてて低い音の…。これってもしかして、もうそういう音の新しい曲はないのかな。さみしいな。さみしいも何も、そんなに世代じゃないのよ。いつも宙ぶらりんというか、そんな気持ちになる。でももっと昔のものばっかり好きな人も全然いるし、そんなもんか。時の流れって不思議!