幽霊ちゃんのひとりごとマシンガン

好きな曲への気持ちを爆裂個人解釈でいっぱいしゃべる

体調が悪い時に聴きたい曲

 

最近気がついたんだけど、私はもしかしたら冬に弱いのかもしれない。毎年冬になると体調が良くなくて、とにかくずっと憂鬱で、いつもより更に動けなくなる。冬自体は好きなんだけど、体調とは感情だけのものではないと分かってても、違ったんだなとびっくりする…。自分の体調がずっと分からないで振り回される。いつもに増してどんよりしてしまう時に聴きたい曲、そんなのはやっぱりヴィジュアル系しかない♪

 

冬になると毎年めちゃくちゃDIRのARCHEを聴きまくる。DIRは日常的によく聴くけど、なかでもARCHEはかなり好きで、冬から春にかけて特によく聴く。なんでだろう?出た時期、いつだったかな。体調が悪い時だけでもないけど、寝る前に聴いて穏やかになる。DIRのバンドのイメージと全然あってない気もするけど、私はDIRを聴くと基本的におだやかになるのだ(もちろん曲にもよる)。体調悪い時に気持ちいい曲一位はmasochist of décadence。今その曲!?!って感じだけど…。この曲のイントロを聴くとめちゃくちゃ脳味噌が溶ける。時々めちゃくちゃ聴きたくなる。体調悪い時に穏やかになる曲ではなく、体調悪い時に一番気持ちいい曲の話をしたいと思う。

 

二月はxanvalaをずっと聴いていた。ビッフルでジャノメが流れた時に初めて聴いて、気になって聴くようになった。好きな曲だなあと思って上がっているPVを見てみて、気に入って何度か聴いていると、もしかして歌詞の様子おかしくない?と思った。ヴィジュアル系好きな人には分かると思うけど、虐待事件についての曲ってわりとある。でもこれはなんか、様子がおかしい…。三曲あるシングルなんだけど、一曲目が子供視点で二曲目が母親視点になっている。二曲目の雨声に帰すを聴いてから、もしかするとこれは虐待される子供とする親の共依存の話なんじゃないかと思った。暗い話が好きでしょうがないので、これは自分のセンサーが働いたとしか思えない…!気になった時は歌詞は聴き取らなかったし。ちょっと話逸れるんだけど、一回目では聴き取れない歌詞が何度も聴いてるうちに突然脳内で漢字で変換されて急に聴き取れる現象、楽しい。

歌詞の言葉選びが全部なんとも言えず好きで一気に気になってしまって、聴ける分は全部聴いた。ジャノメの三曲以外では、creeperと帝が特に好き!creeperはこれまたわりと王道のストーカー曲(ストーカー曲というジャンルはないです)なんだけど、あるあるとはとても言えない衝撃的に苦しいPVが最高。カップルの寝るベッドの下に潜むストーカーの絵、恐ろしすぎてハラハラする…。だけどストーカー視点だから、怖いよりも悲しいが勝って、本当に苦しくなった。こんなに叶わなさを体現しなくても…。xanvalaの苦しさがかなり好きかもしれない。

鮮やかな猛毒とcreeperは繋がりがある、という話を読んで、これは同じ物語の2パターンの解釈というか、同じ事を違う言い方をしている、要は表と裏ってことなのかな?と思った。でも、鮮やかな猛毒を表にするにしても、表でそれは十分むちゃくちゃ苦しい話な気がするけど…。全部違ったらすみません!(こういう事を書いておかないと不安になる)

creeperの「ぐるぐるぐるぐる 貴方の渦から出られない」の部分、大好き。全ての音が不穏で、体調悪い時の空気感にめちゃくちゃ共鳴する。

君が初めて名前を呼んだ日、って気持ち悪くもロマンチックにも聞こえるというの、めちゃくちゃおもしろい!でもその感情は他人事とは思えないというか、心当たりが無いとは言えない…。自分ではロマンに思うことでも、客観的に見たら気持ち悪い事ってあるよね。気をつけよう…(?)。

歌詞が特に気になったと先に言ったけど、ジャノメと雨声の歌詞は全編好きで、「泥の味覚えた舌先と涙 雨が溶かしてくれる」「何よりずっと見てほしくて」、「誰よりも可愛くて誰よりも可哀想」など切なすぎる拗れた愛情の一人称語りが最高に好き。漫画でも小説でも暗いモノローグが大好きで一生読みたいと思うんだけどそれを曲にも求めてるところがあって、それが大量にあるのがヴィジュアル系というジャンルだと思っている。助かり続けている。

後、誰よりも可愛くて誰よりも可哀想って、恐らくとってもわかる人がいっぱいいるだろうな。一部にめちゃくちゃ刺さりそう。わたしには刺さりすぎて自分の妄想が聞こえたのかとびっくりした。

xanvalaは体調悪い時に聴いて最近で一番めちゃくちゃ気持ちいいなあと思った。脳味噌が溶ける!後ちょっと酔ってる時とか、そういう揺らいでるときに聴くとめちゃくちゃ心地良い曲だなと思う。あまりにも個人の話だし、絶対本人に伝わらなくて良い感想ですが…。行ける時期になったら絶対ライブ行こうと思ってるし、結成1年目らしいから、続いてほしい。

これからも気分が悪い時や酔った時にめちゃくちゃ聴きたい。そういう時は生活していてしょっちゅうあるから、タイミングがなくなる事はないと思う。そういう時に聴きたい曲が存在してくれる(こっちの感情だから存在してくれるというのはおかしいけど)のは本当にありがたすぎる。

そして最後になってしまったけど大好きなおなじみ DEZERTはもうまさに気分が悪い時に一番聴きたくなる代表だ。実行編、擬死、宗教、monstar、不透明人間、みぎてとかが特に聴きたくなる。そういえば包丁の正しい使い方三曲は高校の時トイレで泣きながら聴いてた。どうかしてるとしか言えないしその時は苦しかったけど、DEZERTが好きという話を考える上ではおもしろいと思えるし、まあそんな時もあったねと片付けられる。逆に聴いてなければただの苦しい思い出なので、本当に助けられているな。DEZERTが特別好きなバンドであるというのは、それが半分くらい理由なのかも。いつもありがとうございます!これからも最悪な時に聴いて最高だなと思います。

体調がどんなに最悪でも、助けてくれという気持ちになっても、今がベストなタイミングだ!!と思って聴きたい曲を選ぶ気持ちだけは一生失いたくないと強く思う。聴けない時ももちろんあるけど。それだけでこれからもなんとか生きられる気がする。好きな曲を作る好きなバンドさんへ、助けなくていいので、できるだけ長いこと曲を作ってください。究極、人生の願いで絶対的な物はそれだけですらある。後は友達と家族が健康に生きていればそれでいいな。なぜか最終的にとても穏やかな気持ちになれた。