幽霊ちゃんのひとりごとマシンガン

好きな曲への気持ちを爆裂個人解釈でいっぱいしゃべる

叶うはずもない未来を見てる

 

スライドショー/chanty

 

正体不明、全曲好きすぎてびっくりした!!!!!!

 

chantyの事は一度対盤で見たのみで、後はちょくちょく新曲が出るたび聴いている、という程度の知識で全く詳しくはないのだけど、正体不明が好きすぎて上がってるインタビューをとりあえずめちゃくちゃ読んで、読み終って人に話したくなったけど、詳しいわけじゃないから人に言いづらい!ひとりで話して気持ちを消化します。

メンバーが何度か変わってるんだな〜くらいの知識なんだけど、「叫びたくなったから」から今のギターの白さんになったらしく… もしかしたら白さんのギターがめちゃくちゃ好きかもしれない…。

正体不明は君と罰の再録が入っていて、比べて聴いたら全然違った!君と罰、PVから知ったからずっとよくのかたまりっていうタイトルだと勘違いしてた…。音源タイトル並べて見るとめっちゃ良いな〜と思った。「嫌いなこと」っていうタイトルめっちゃ好きかも。

 

正体不明のなかでも、スライドショーが一番好き。スライドショーっていうタイトルだけど、「これはただのスライドショー」、思い出のことをただのスライドショーって言ってしまうこと、悲しくない?悲しい曲が大好きなので、すごく刺さってしまった。一番好きなのはサビの歌詞「これが夢であっても この歌が終わっても きっと、なんて馬鹿みたい」「叶うはずもない未来を見てる」。苦しい!!!chantyの曲を聴いてると、うわ〜!!!苦しい!!もうやめて〜!!!!という気持ちでいっぱいになって、それがすごく好きで…。その気持ちを特にスライドショーでは目一杯感じて。叶うはずもない未来…。叶わない願い、とはちょっとニュアンスが違うだけでこんな苦しい言葉ができるんだな…。

曲調は軽やかで、午前中の陽のなかで聴きたくなる。そして穏やかに苦しくなりたい。これを冬の朝バスに乗って外を見ながら聴いたら走馬灯見てるみたいな気分になってすごく良かった。見てるみたいというか、走馬灯みたいな音がするというか…。特に2分30秒くらいからの間奏が走馬灯すぎる。そう思って後からPV確認したら、PVもかなり走馬灯で、解釈一致!と思った。

パッチワークはギターの軽やかな細かい音がすごく聴いてて気持ち良くて好き。「よし、明日も生きていられる」で終わるのも良い…。軽やかかつ爽やかな音なのに歌詞がずっと切羽詰まっている…。

逆上のパルスの歌詞も好きだな〜〜、「ほっといてくれよ」「黙ってろよ ちょっと」で終わるけど、誰にも何も言われていない、という話を読んでたまらなくなった。これも貴方だけを壊して飾ってみたいで思った事と同じで、全部自分の精神のなかだけで起きてる大戦争なんだと思う。「分かりきってるんだ実際は ずっとこのままいたいわけじゃない」という叫び、すごく些細で日常的で、好きだなあ。あとchantyってそもそも労働歌って意味なんですね。なんかそれがちょっと腑に落ちたかもしれない。素朴さというか、日常感が。

本当にすごく好きなアルバムだったので、話をたくさん聞きたい!と思ってメンバーのツイートとかも遡ったんだけど、白さんが「好きじゃなかったらまた作った時に聞いてほしい」とツイートしてて、そんなことある!?!?!?と泣きそうになってしまった。なんでそんなこと言うの!?信じられない、たくさん聴かせてください。何らかの形でめちゃくちゃ幸せが訪れていてほしい。