幽霊ちゃんのひとりごとマシンガン

好きな曲への気持ちを爆裂個人解釈でいっぱいしゃべる

願わくば夜のままで

君の子宮を触る/DEZERT

 

DEZERTはちょうどタイミングが良く初期からほとんどリアルタイムで聴けているずっと大好きなバンド。悪夢と現実の狭間みたいな曲、というイメージがずっとある。そのなかでも君の子宮を触るはDEZERTをおすすめするなら…という時に絶対言いたい曲のひとつ。

DEZERTの好きなところはなんだろうって考えると本当に難しくて、一言で言ってしまうと全部違うような気がする…。でもこの「一言で言ってしまうと全部違うような気がする」こそがDEZERTの曲に感じるイメージのひとつかもしれなくて。

それは歌詞にある「うまく言えないけど 今はそっとしてて」、「不安で死にそうな歌すらも 今日は優しい」、がまさにそれだ。

なんというか言葉にできないもやもやしたものをそのまま曲という形にしたもの、みたいな。DEZERTの好きなところはずっとそこで、まだ単語が出来てないなんとも言えないぐるぐるした気持ちをそのまま曲にする天才だと思う。整理する、してしまう前みたいな感じがするというか。それは聴く側にとっては(ここから個人的すぎる話です)この感情でいても良い場所でもあって。子宮はいつも、特に嫌な気分になった日の帰り道か、夜に聴きたくなる。そしてその時はいつも、床かスマホの画面を見ているか、枕に顔を押し付けている。猫背を気にしないで、俯いた体勢で聴きたい曲。

忙しい時とか落ち込んでいる場合じゃない時、逆に「早く安心して自由に落ち込みたい」と思うことが多々あって、そんな時に一番DEZERTを聴きたくなる。DEZERTは自分にとって、安心して落ち込める空間とか場所に近いのかもしれない。ライブの話だけじゃなくて、曲自体が。

この曲で特に好きな歌詞が「身勝手な時代もいらない 違う未来に触れるなら 君の子宮を触る」、こんな歌詞絶対千秋さんにしか書けない。でもそれは誰でもそうか。こんなに、言葉にできない切羽詰まった気持ち、ある?これを一言では誰も言えないと思う。

ほしいのは形だけの何かじゃなくて中身なのにそれにも触れられない、という気持ちで聴いてるけどどうなんだろう。違ったらすみません。

ずっとたくさんDEZERTの話したいと思ってたけど、いざ書こうとすると本当にむずかしい。個人の見解の爆走!